· 

変形性膝関節症の進行と症状

変形性関節症は、ある日突然発症するわけではありません。日々の生活の中で、少しずつ長い年月をかけてひざ軟骨や半月板が損耗し

ゆっくりと進行していきます。症状の進み方は人により異なりますが、多くの場合は数年から数十年と長い年月をかけて、軽症(期)

中等症(中期)、重症(末期)の順に変化進行していきます。

 

初期は軟骨のすり減りが少なく、ひざ関節の変形は軽度、症状は、ひざのこわばりや違和感、時々強い痛みを感じる。実はこの初期が

最も強い痛みが起こりやすい。

 

中期は軟骨のすり減りが進み、ひざ関節の変形が強まる。症状は膝の曲げ伸ばし、階段の上がり降りがつらい。膝が慢性的に痛むが、

初期に比べると痛みは軽くなる。 

 

重症は軟骨がほとんどすり減り、骨と骨とが直接ぶつかるようになる。症状は立つ・座る・歩くがまともに出来ず、生活に支障が出る

痛みはかなり強いが、全く痛みが出なくなる人もいる。